2012年01月31日
何で全豪の決勝は6時間かかるのか
先日終わった全豪オープンの男子シングルス決勝はまれにみる好ゲームで、試合時間が四大大会決勝最長の5時間53分だった。っ試合時間の長さもさることながら、終わったのが夜中の1時過ぎというのもすごい。そんな夜中まで6時間弱テニスをする機会なんてまずないし、まあそもそもが全豪オープンに出れるわけでもないのだが、選手や観客は眠くならないのだろうかとか、観客はどうやって帰るんだろう、終電はあるのか、そもそもオーストラリアにも終電があるのか、24時間走ってるのかとかそんな余計なことばかり考えてしまう。
そもそも最近の試合が長くなってしまう原因が2つある。
まず一つはポイント間のタオルの使用だ。
昔、僕の記憶が確かならば、ぼーるボーイにタオルを持たせ、ポイントとポイントの間に汗をふくということはしていなかったと思う。(記憶違いだったらすまん)一回汗をふくのにだいたい30秒はかかる。すべてのポイント間でこれをやると、全部ラブゲームで3セット取ったとしても、4×6×3×30秒で36分となってしまう。ん?合ってるよな。全ポイント間で汗を拭かないとしてもこりゃ相当の時間が余計にかかっていることになる。
もう一つはプレースタイルの変化だ。
最近はほとんどがストローク戦で、1ポイント当たりにかかる時間が長くなっている。1ポイント当たりのラリー数を、例えば1980年代と比べると顕著だと思う。(ハードコートに限るけどね。クレーコートだと変わらないかもしれない。)理由は、サーブ&ボレーという戦術が今や時代遅れ?になってしまったからだ。80年代のテニスは、マッケンローを筆頭としたサーブ&ボレー対ボルグを筆頭としたベースラインプレーの対決であり、ボレーで仕留めるかパッシングで抜くかの戦いだからおおよそ1ポイントあたり5ラリー以内で終わることが多かったと思う。しかし、今はほとんどストローク戦だから、1ポイント当たりがけっこう長くなっている。その理由としては、ラケットの進化によりボールスピードとスピン性能が飛躍的に向上し、昔のラケットではありえない角度とスピードのパッシングショットが当たり前に打てるようになったからじゃないかと思う。昔のラケットでは、角度をつければスピードが奪われ、スピードをつければ角度がなくなってしまったものだ。それをラケット科学が早くて角度のあるボールを簡単に打てるようにしてしまったものだから、それに対処するのはあくまでも人間の反射神経と運動能力だから、そこのところはある程度の限界があり、ラケットの進化に追い付けなくなったためなのであろう。
それにしても、マッケンローが大好きだった僕としては、最近のストローク戦がとてもつまらないものに思え、(ほかにも理由があるがそれは後日)ほとんど試合を見ることがなかったが、今回の全豪は錦織の活躍もあり、何度かゲームを見る機会があり、特に男子シングルスの準決勝と決勝に至っては、これこそ手に汗握る好ゲーム続きで、ストローク戦もなかなかいいじゃないか、と思えるようになってきたのである。
決勝がとにかく取りざたされているが、個人的には準決勝のジョコビッチ対マリー戦の方がよかった気がする。
今年のグランドスラムは熱くなりそうだ。
そもそも最近の試合が長くなってしまう原因が2つある。
まず一つはポイント間のタオルの使用だ。
昔、僕の記憶が確かならば、ぼーるボーイにタオルを持たせ、ポイントとポイントの間に汗をふくということはしていなかったと思う。(記憶違いだったらすまん)一回汗をふくのにだいたい30秒はかかる。すべてのポイント間でこれをやると、全部ラブゲームで3セット取ったとしても、4×6×3×30秒で36分となってしまう。ん?合ってるよな。全ポイント間で汗を拭かないとしてもこりゃ相当の時間が余計にかかっていることになる。
もう一つはプレースタイルの変化だ。
最近はほとんどがストローク戦で、1ポイント当たりにかかる時間が長くなっている。1ポイント当たりのラリー数を、例えば1980年代と比べると顕著だと思う。(ハードコートに限るけどね。クレーコートだと変わらないかもしれない。)理由は、サーブ&ボレーという戦術が今や時代遅れ?になってしまったからだ。80年代のテニスは、マッケンローを筆頭としたサーブ&ボレー対ボルグを筆頭としたベースラインプレーの対決であり、ボレーで仕留めるかパッシングで抜くかの戦いだからおおよそ1ポイントあたり5ラリー以内で終わることが多かったと思う。しかし、今はほとんどストローク戦だから、1ポイント当たりがけっこう長くなっている。その理由としては、ラケットの進化によりボールスピードとスピン性能が飛躍的に向上し、昔のラケットではありえない角度とスピードのパッシングショットが当たり前に打てるようになったからじゃないかと思う。昔のラケットでは、角度をつければスピードが奪われ、スピードをつければ角度がなくなってしまったものだ。それをラケット科学が早くて角度のあるボールを簡単に打てるようにしてしまったものだから、それに対処するのはあくまでも人間の反射神経と運動能力だから、そこのところはある程度の限界があり、ラケットの進化に追い付けなくなったためなのであろう。
それにしても、マッケンローが大好きだった僕としては、最近のストローク戦がとてもつまらないものに思え、(ほかにも理由があるがそれは後日)ほとんど試合を見ることがなかったが、今回の全豪は錦織の活躍もあり、何度かゲームを見る機会があり、特に男子シングルスの準決勝と決勝に至っては、これこそ手に汗握る好ゲーム続きで、ストローク戦もなかなかいいじゃないか、と思えるようになってきたのである。
決勝がとにかく取りざたされているが、個人的には準決勝のジョコビッチ対マリー戦の方がよかった気がする。
今年のグランドスラムは熱くなりそうだ。
2012年01月31日
バックハンドスライス
今のプレイヤーのほとんどがバックハンドは両手バックだが、僕らがテニスを始めたころは女性やジミー・コナーズを除けばほとんどの人が片手だった。しかもスライスのみ。とにかく、バックに来たらとりあえず相手コートに返しておけ、というのが戦術だった。
そんなバックハンドスライスを30年以上にわたって駆使してきたが、この間のレッスンでは目から鱗のアドバイスがあった。
それは・・・
「高い打点から打ち込む時はコンパクトに振る。」
ということだ。
浅くゆるくきたボールをチャンスボールとばかりに大きく振るとスライス回転が多くなり、球速が落ちてしまう。逆にコンパクトに振ると、回転は鈍くなるが鋭いボールが打てるようになる。
これまでこんなことを意識したことはなかった。自然とそのように打っていたかもしれないが、意識するとしないとでは大違いだ。
とにかく、バックハンドでスパン!と打ち込みたいときはコンパクトに打つ!
そんなバックハンドスライスを30年以上にわたって駆使してきたが、この間のレッスンでは目から鱗のアドバイスがあった。
それは・・・
「高い打点から打ち込む時はコンパクトに振る。」
ということだ。
浅くゆるくきたボールをチャンスボールとばかりに大きく振るとスライス回転が多くなり、球速が落ちてしまう。逆にコンパクトに振ると、回転は鈍くなるが鋭いボールが打てるようになる。
これまでこんなことを意識したことはなかった。自然とそのように打っていたかもしれないが、意識するとしないとでは大違いだ。
とにかく、バックハンドでスパン!と打ち込みたいときはコンパクトに打つ!